ブロワユニット 分解・手入れ
2024.02.06(火)
1月の岡山国際サーキットを走行の道中で発覚した、ブロア・ファンの風量調整が利かない事象。
運転中に、急に風量がMAXになったり、戻ったり。
最終的(その当日中)には、風量調整のスライドを
OFF → ON(最弱) にしても、常にMAX風量になりました。(>_<)
簡単に言えば、OFF or MAX のみしか使用出来ません。
これは困った。
なので色々調べて修理したいと思います。
みんカラでも 赤レンさん や 立石かんなさん に色々教えて頂きました。
何やら、ブロアユニットにあるレジスターとやらが、怪しいとの情報を頂きました。
整備書にも下記の記載がありました。
図の赤□がレジスター(パワートランジスタ)と言われるところ。
さて、どうやって修理していこう???。
自分のをバラして作業すると、車が動かせない状態が続くので
中古を買って、それを綺麗にして、一式入れ替える計画で実施してみようと思います。
これが中古で購入したブロアユニット。
まぁ、嫌な予感はいてましたが、やっぱり・・・。
サビサビです。(T_T)
こんなパッキン、手に入るわけもなく、使用するしかないなぁ・・・。
まぁ、何を言っても始まらないので、バラしていきます。
全バラ、清掃、ファンモーターだけ新品にしました。
そして辿り着きました、目的の部品。
↑この丸っこいのが、パワートランジスタ。
パワートランジスタの型名は TOSHIBA 2SD1460。
こいつを入れ替えてみましょう。
そして購入(新品・長期保管品と言われていたもの)したのがコレ!
レジスターの裏カバーを開けるとこんな感じ。
パワートランジスタの足のハンダを溶かし、摘出。
↑コレ(端子側)を外してひっくり返すと、温度ヒューズがありました。
せっかくなので切れていない事を確認。
で、まさかの、パワートランジスタ固定ビスが端子共締めの裏ナット。
次、締めれるんかぁ???
せっかっくなので、新品・旧品をそれぞれ測定してみた。
新品2個 と 旧品 の差があったので、中古もダメだったのかぁと思い、新品を組み込みます。
(この時、この新品の数値がおかしいことに気付いていません)
ハンダ付けして完成!
後はユニット各部を清掃し、必要な個所にスポンジを貼り付け組み立てます。
だが、組み立てにはコイツ↓を綺麗にしないといけません。
案の定、錆を落としていたら、穴が2箇所も空いてしまった。
錆の上から塗装できる塗料で色を塗っておきましょう。
乾燥中(笑)
で、そんなこんなしている最中に、もぅ1個中古のレジスターをゲット。
さらに、追加でパワートランジスタも購入。
これだけ材料が揃ったので、もう一度、色々測定してみました。
ちなみにレジスターのコネクタ部分でも測れます。
(パワートランジスタ単体にしなくても)
あれ?
追加購入の新品の測定結果が中古と一緒なんだが・・・。
今までのを纏めてみた。
(再測定などあり、最初と若干違う数値もある)
新品@、Aは最初に購入の2個。
中古@は購入したユニット一式に付いていた物、中古Aはレジスター単体で後から購入したもの。
よくよく見ると、新品@、Aの C+ E- 間 が 0Ω なのはありえない。
また、E+ C- 間 も同様に 0Ω なのはおかしい。
新品@、Aは新品で購入したけど、実は不良品なのでは?
総合的に考え
新品@、A は ×
新品B、中古@、A は ○
と判断しました。
なので、せっかく組んだ 新品@ のレジスターをもう一度分解し、新品Bに入れ替えます。
ヨシ、何とかレジスターは完成した!
そうこうしている間に、実は新品をもう2個購入していました。
(ナンボほど買うねんっ!)
で、その新品を測定すると、上の表の新品Bと中古@、Aと同等の測定結果でした。
やはり、新品@、Aが不良品でしたね。
(騙された?)
ようやく、ブロアユニットの中の鉄板?が乾燥したので組み上げます。
やっと完成!
多分、現状自分の車両に付いているものをバラして掃除した方が
程度は良いと思いますが、とりあえずある程度のレベルになったので、これと入替しましょう!
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